野紺菊に囲まれて


 

 

  アシスタントが綴る12月  

 

植物の 温室へのとり込みが終わり、がらんとした庭に落葉が降りつもっています。
玉竜などの常緑の下草とカラフルな落葉の取り合わせが、賑やかな景色を残しています。マツバタイゲキのオレンジと黄色の鮮やかな紅葉も、この季節だけのお楽しみ。
ぐっと下がってきた気温も 雪をかぶった那須岳も、まだかろうじて清々しく感じられる初冬の那須です。

大きな木の下やくさはらの中で目立っているのは、ぷっくりした朱色の実をつけた
ムサシアブミ。目にしたのは、こちらに来てからです。カラーと同じサトイモ科で、
花に見える仏炎苞と呼ばれる部分が とても繊細な作りで、美しい植物です。
姿はキレイなのに、秋に色づいてくる実は なんだかグロテスクで 好きではありません
でした。ところが・・・。
今年の早春に くさはらの中でドライになった実を発見。
朱色が鮮やかなまま、見事なオブジェに変身していました。好き嫌いが多いに分かれ
そうではありますが、あうりんこ星人には皆好評です。
今まで見つけられなかったのはどうしてなのかというくらい、身近にあった
うれしい出会いでした。

本年もあうりんこnoこをご覧いただき、ありがとうございました。
来年も どうぞよろしくお願いいたします。
よい年となりますように。


2025年11月27日 記す  山田 ナオコ   

 





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